2018年8月31日金曜日

今日脱力した話。じいじがミニマリストになったらいくらでも払うよっていうね

朝の犬は忙しい。

街のパトロール、自宅警備、朝食作り補助、朝風呂補助、出勤補助等、とにかく忙しい。


今朝も忙しそうだったので、犬の目を盗んでこっそり家を出た。
堂々と出ていくと、「おかあさんどこいくの!」と犬に問い詰められる。
バレずに出られた(たぶん)。


何の用があったかというと、友人の結婚式の招待状の返信ハガキの投函である。
本当は犬の散歩のついでに投函しようと思っていたが、東北地方に連日降り続いている豪雨のため叶わなかった。(今年の雨はおかしい)
今日を逃すと届くのが来週になってしまうので、どうしても早く出したかった。
犬のトイレが早々に済んでいたから、チャンスだったというのもある。


向かうのは近くの商店。
犬と一緒だとほんのすぐそこなのに、一人だとなんだか遠い。
やっとこさポストに辿り着いて、回収時刻を確認する。

15時。

一回きりである。(田舎だからね)
ぽつぽつと雨が降り始めたので、ハガキが濡れないように気をつけて投函した。
そしてすぐに大降りになった。


犬、待ってるよなぁ。

いくら業務に夢中でも「おかあさんいない!?」と、さすがに気付いたであろう。
ダッシュで往復すれば10分で済むと考え、黙って出てきた。
でもこの時点でもう、10分経とうとしていた。
(一人では楽しくないのでダッシュできなかった+雨宿り)


雨が弱まったのを見計らって、走った。
すぐ本降りになった。
傘を持っていけばよかったと思わなくもないが、スマホと同じでできるなら持ち歩きたくない
犬の補助つきでお風呂を沸かしたばかりだから、濡れたって、すぐお風呂に入ればいい。


ずぶ濡れで家に着いた。

父が驚いていた。
「あとで車で行けばいいのに」と言う。
田舎民は車が足だから、雨の中徒歩なんてあり得ないのである。
(今日は可燃ごみの日だったが、もちろん車で出しに行く)

でもあとで、もっと雨が酷くなって、車を出すのもはばかられるほど酷くなって、今日はやめとこうとなるのが嫌だったのである。
どうしても明日までに届けたかった。
犬にむにゃむにゃ小言を言われた。
風呂がめちゃくちゃ熱かった。


時は過ぎて、昼過ぎ。

父から何かを渡された。
切手シート3枚。
郵便局に行ったらしい。
別に用があったわけではないらしい。
今朝私が死にものぐるいでハガキを出しに行ったから、また必要になると思ったのだろう。
姉の趣味が懸賞なので、私も懸賞ハガキかなんかを投函しに行ったと思ったのであろうが。
父よ違うのだ、返信ハガキだから切手は必要なかったんだ。


それに郵便局行くなら朝のハガキ郵便局に出せたじゃん。
っていうか私が出したハガキ、まだ回収されてないからね、商店のポストに入ってるからね。



関東のマンションの近くのポストはいつでもぎゅうぎゅうで、いつも投函するのに苦労する。
でも今回、ど田舎のちいちゃなポストに入れたときは、底にハガキが当たる音がした。
もしかしたら私のハガキしか入ってないんじゃなかろうか。
もし他に入ってても数通であろう。

そんな状況のハガキがなんとも不憫である。
車でツイーーーっと郵便局まで行くこともできたのに、朝からずっと、ポストの中でただじっと待っている。



父よ。

いいんだけど。
何も間違ってないんだけど。
なんだかちょっとモヤモヤするのと。
父がそうやって自分が使わない物のためにお金を使うのを見てると。
年金暮らしでいつも「お金がない」って言ってるから、ちょっとお小遣いあげようかなと思っても思いとどまらざるを得ないよ。
親切心なのは、父が優しいのはわかるんだけどね。

切手はまあ、いつか姉が使うからいいとして。
以前母に通販で洋服を買ってあげても、「こんなの着れないわよ!」とよく見もしないでゴミ箱にダンクされてそのまま捨てられてるのとか見てると。
どうしても思いとどまるよ。
ヨーグルトの押し売りのときもそうだよ。
どうか自分のために使っておくれよ。


お金がないなら慎重に使ってくれ。
虫さされの薬とかファブリーズとか植物の種とか。
いろんなところに置き忘れては買い直しては置き忘れて山になってるのを見てるとやっぱりお小遣いなんて渡せないわ。


父がミニマリストになって物の管理ができるようになったらすぐ渡すよ。
毎月渡す。


父よ。無理か。そうだな。

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