今週末、関東のマンションに帰ることになった。
ここ最近非常に気候がよいので、今去るのはとてももったいない。しかし父が「もう帰れ。送ってやるから」と言うのである。
実家の家長がそう言うのだから仕方がない。
昼間犬と散歩をしていたら、馴染みのおじさんに会った。
今週末帰ることを伝えると「もう?」と残念そうであった。
このおじさんは犬好きで、うちの犬のことも贔屓にしてくれている。
道で会うと、なでる訳でも近づく訳でもなく、いつもとても愛おしそうに犬に話しかけてくれる人である。
暖かくかつ涼しくて、犬と散歩するには完璧な時期であるため名残惜しいとも話した。
また来年〜なんて話をしての別れ際、おじさんが「一肌脱ぐか」的なことを言った気がした。
ん?と思ったが聞き流して別れた。
その日の夕方、父の電話が鳴った。
「あ、うんうん、全然いいよ」的なことを言っている。
私はここでピンときた。
一緒にいた母はわかっていないようである。
電話を切った父が「週末行けなくなった」と発表した。
「日曜仕事代わってくれって言われたから」と言う父に、「勝手に計画を変えるな」と母がブチ切れていた。
私は「そうなんだーじゃあしょうがないね」なんて白々しく返しておいた。
昼間会ったおじさんは、父と同じ職場で働いている。
おじさんが言った「一肌脱ぐ」とはこういうことだったのだ。
おじさん、なかなかの策士である。
ということでもう少し田舎満喫シマス。
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