2018年8月28日火曜日

動物病院の夜間診療に密着!大量誤飲が怖すぎる……ゴミ屋敷も気になるけどね

今朝の日テレ『スッキリ』にて、動物病院の夜間診療を特集していました。


裏番組のフジテレビ『とくダネ!』に古市憲寿さんが出演されていたのでそっちを見ていたのですが、スッキリTOUCHのコーナーの時間に合わせてチャンネルを変えました。
ちなみにそのとき『とくダネ!』では、神奈川のゴミ屋敷の行政代執行について特集していました。
本日9時から生中継とのことで、こちらも気になったのですが、何事も犬優先ということで。


動物病院の夜間診療に密着

24時間対応の動物病院は、都内に10件程だそうです。
MCであるハリセンボンの近藤春菜さんは「10件しかない」と表現しましたが、10件はありがたいですよ。
田舎民からすると夢みたいに恵まれた環境です。

今回取材されていたのは、港区白金台のダクタリ動物病院 東京医療センター。
ダクタリ動物病院は全国に21件展開しており、「ダクタリ」はスワヒリ語で医者を意味するそうです。

今年の7月25日から8月1日までの密着取材の様子をレポートします。


ケース1:大量誤飲

21時半
「留守番中にスーパーボールを飲み込んでしまったかもしれない」と来院したのは6歳のブリタニー・スパニエルちゃん。
帰宅したら、夏祭で子供がすくって置いておいたスーパーボールの数が減っており、もしかして…と来院したようです。

「1個2個じゃないかも。5個とか…」と飼い主さんが言います。
獣医師は「そんなに!?」と驚きますが、驚くのはまだ早いんです。
結論から言えば、この後このコの身体から18個のスーパーボールが出てきます。
小さな身体から18個ですよ。
飼い主さん、誤飲は完全に飼い主に非があるから言いにくいのはわかるけど、正直に言わないと!


診察・処置

まずは超音波検査(エコー検査)で本当にスーパーボールがあるかどうか調べます。
すると、たくさんの丸い影が見えました。
誤飲したことは間違いなさそうです。
催吐処置(トラネキサム酸注射)で、2cm大の物を10個以上吐き出しました。


深夜0時半
まだ残っていそうなので、全身麻酔の上、内視鏡検査を行います。
胃の中を見てみると、やはりまだありました。
バスケット鉗子と呼ばれる器具を使って摘出します。
ひとつひとつ取り出していくので、結局1時間半もかけて全ての摘出が終わりました。

翌日迎えに来た家族は「(使わなくなったスーパーボールを)私たちがすぐ捨てたらよかった」と悔やんでいました。
犬を飼うなら、家はキレイにしておかないといけませんね。
もし常に散らかっていて、スーパーボールが散乱していても気に留めない家庭だったら、取り返しのつかないことになります。
ちなみにかかった医療費は11万円を超えました。


ケース2:ヨツユビハリネズミ 4歳

深夜0時過ぎ
左目が赤く腫れて飛び出していると来院し、眼球突出と診断されました。
ハリネズミやハムスター、リス、モルモット等に多い症状のようです。

全身麻酔をかけて、飛び出した眼球を綿棒で押し込み、目頭を2針縫いました。
人間の整形手術「目頭切開」の逆、という感じです。
3週間後に抜糸だそうです。
腫れを抑える目薬が処方され、費用は5万円ちょっとでした。


ケース3:離島の犬

21時過ぎ
三宅島には駐在の獣医師がいないとのことで、8時間かけてフェリーでやってきたジャックラッセルテリアちゃん。
11歳メスで陰部から出血といったら、十中八九アレでしょう。

陰部から出た血膿を顕微鏡で見ると、大腸菌がたくさん。
予想通り、子宮蓄膿症です。
子宮蓄膿症は緊急を要する病気です。
2〜3日前から食欲が落ちたとのことでしたが、手遅れにならず本当によかったです。


23時半
緊急手術が始まります。
2人がかりで1時間かけ、卵巣と子宮を摘出しました。

住まいが離島なので、抜糸までの2週間は入院することになりました。
入院費も含めると、費用は66万円を超えました。
これも犬との離島暮らしの際は考えておかなければいけないコストということですね。

離島暮らしは素晴らしいですが、人間もペットも病気になったときはやっぱり困りますね。
私たちが今いるところも、動物病院まで車で数十分かかります。
田舎は普段の環境は素晴らしいんですけれどね。
どうしても緊急時に弱いです。


ケース4:心肺停止

23時半
心肺停止状態のチワワが、飼い主によって運ばれてきました。
心臓マッサージや様々な処置が施されますが、蘇生のリミットとされる20分を過ぎても心拍は戻りませんでした。

現在11歳で、心臓病で1年通院していたとのこと。
飼い主は「もっと急いで連れてくればよかった」と悔やんでいました。



スタジオに戻って

コメンテーターのロバート・キャンベルさんは猫を飼っているそうで。
すぐ近所の動物病院で時間外に診てもらった体験を語りました。
針金を誤飲して摘出してもらったのだそうです。

猫でも誤飲するんですね。
うちの犬は特別口が繊細だとはいえ、これからも気をつけていこうと改めて思いました。


所感

皆若い獣医師で(そう見えました。)ベテランっぽい看護師さんに「先生気をつけて」とか言われてる場面はちょっと気にかかりましたが、24時間対応の動物病院の存在は非常にありがたいです。
今後うちの犬が歳をとっていくのに伴って、どこに住むのか考えていかないといけないなと思いました。



ど田舎に仮住まいの犬のランチ



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