話を聞きながら、義妹が衝撃を受けまくっていました。
兄の嫁はさぞ苦労していることだろうと思ってはいたけれど、まさかここまでとは……
そんな感じ。
義妹といっても、一回り以上年上なんです。
だから実質お姉さんって感じですね。
義妹が同席してくれたのはとても心強かったです。
義実家では一番権力があると聞いていましたから。
さて、前記事の最後に書いた私の主張ですが、夫の心には響かなかったようで。
『結局、俺の金を使えないようにしたいだけでしょ?』
……というスタンス。
ですよね。
それでこそ私の夫だよ。
期待を裏切らないね。
まあ間違ってもいないですよね。
夫の稼いだ金を夫がじゃぶじゃぶ使えないようにしたいだけ。
自分が稼いだ金、どう使ったって自由じゃんねえ。
なんの権利があって、そんな偉そうなこと言ってんの?って感じだよねえ。
参った。無理だ。降参だわ。
めげずに義父が、長い長い話を始めました。
至極全うな話を、夫に優しく語りかけます。
うーんお義父さん、正攻法じゃ、この人は攻略できないぜ?
だって夫の顔を見ると、完全に思考が停止しています。
でも待てよ、こうやってまともに頭を使わせないようにして、丸め込むってのは、アリかも。
そんなふうに考えていた矢先、義父がこんな提案をしました。
「とりあえず、30万移したら?」
夫の脳に、だんだんと意識が戻ってきているように見えました。
しばらくして、ぼそっと言います。
『やってみる』
「え?」
思わず声が出てしまいました。
“みる”が付いてはいるけれども、今「やる」って言った?
この人が?
夫はもう一度、『やってみる』と言いました。
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