厚生年金が国民年金に変わります。
協会けんぽが国民健康保険に変わります。
妻である私は被扶養者でなくなり、久々に保険料を払うことになります。
そうするための手続きが必要です。
手続きは夫にやってもらいます。
夫はこういうの超苦手。
でも大人だし。
無職だし。
私は手を出しませんよ。
出すのは口だけ。
仕事から解放されて気分がいいのか、早速市役所へ行ってくれました。
出陣初日は届出に必要な物の確認をしてきてくれるのだと思っていたのですが、
「いっぱい人が並んでて、無理だった」
と、何もせず帰ってきました。
まあ夫にしては上出来です。
市役所に行けただけでグッジョブです。
並ばずにことを成すのは不可能であること(4月だぞ)
提出すべき物のリストをもらうこと(暗記できるはずない)
二点を優しく優しく説明して、翌日もう一度行ってもらうことになりました。
二日目。
夫が満足げに帰ってきました。
そしてこう言います。
「全部手続きできた」
全部とは何のことか聞くと、
国保と年金両方加入できて、あとは振込用紙が届くのを待つだけだそう。
え? 私、年金手帳とかなんにも渡してないけど?
手続きが簡略化されたのでしょうか。
まあこちらがお金を払うことですから、来る者拒まずってことかな?
不思議に思いながらも、とりあえず納得することにしました。
「付加年金も忘れてないよね?」
そう聞くと夫は
「あ」
と言いました。
大丈夫です。
想定内です。
夫の手間が増すだけです。
国民年金の唯一無二のアドバンテージである(と私は思っている)付加年金。
納めた合計金額の半額が毎年上乗せされる(つまり2年で元が取れる)という、とっても割のいい制度です。
一体誰が考えたんでしょうね。
戻りが良すぎて意味わかんないけど(ちょっと長生きすれば)得するからいいや。
さて、夫はまた明日も市役所へ行くことになりました。
がんばれ。
三日目。
付加年金の届出用紙を持ち帰ってきた夫は、悲しそうにこう言いました。
「年金手帳がないから手続きできなかった」
やっぱり要るのね。
そして我が夫、年金手帳をなくしたようで。
(というか年金手帳が何かを知らない)
翌日は年金事務所へ行くことに。
四日目。
年金事務所から帰ってきた夫が悲しげに言います。
「離職票持っていかなかったから手続きできなかった」
なぜ持っていかない?
答え、夫だから。
彼という人間だから。
必要そうな書類は全部持って歩けよ。
そして更には
「そもそも国民年金届け出られてないって言われた」
としょんぼり言います。
で す よ ね 。
夫が一体どんな出来事によって年金の届出が済んだと確信したのかは想像もつきませんが。
彼が年金手帳を紛失してくれたお陰で、発覚までが長引かず済みました。
私たちって、なんてラッキーなの。
0 件のコメント:
コメントを投稿