2018年9月19日水曜日

度肝を抜かれた犬のひと言!ある老人との出会いが私たちの運命を変えた

犬と山に登りました。


実家の裏にある山なんですが、実家に来て一月半、ついに犬が山に興味を持ってしまいました。
まあ山なんでね、上り坂ですよね、当たり前ですね。

なんていうか私、夏の間運動してなかったというか、筋肉が衰えちゃったというか。
まあ夏なんでね、犬との散歩も朝と夕方1時間ずつくらいで切り上げちゃってたんでね。

坂道が辛いのなんの。



一生懸命登っているつもりなんですが、実際は思ったより進んでないんですね。
想定よりも、視界に映る景色の過ぎ去るスピードがまあ遅い。
目の錯覚かな?なんて誤魔化しながらね、頑張って登りました。
隣で犬も一生懸命登ってるしね。
そこら中から野生動物のにおいがするらしく、鼻の方も一生懸命くんくんいわせてました。
謎の木の実もいっぱい落ちてるし、楽しいのは楽しいんですよ。


しかしながら身体がね、追いつかないわけで。

ぜえぜえ、はあはあ。

やっとのことで、坂の上に到着しました。
すると向こうから、一台の軽トラが。
犬と脇に寄って待っていると、知っているおじいさんでした。
「こんなとこまで来るのかい」とか言われつつ、挨拶が済んだらおじいさんは去っていきます。
もちろん軽トラも去っていきます。
うちの犬は車が好きなので。
「ぼくもあっちいく」と、もと来た道を引き返します。
つまりは坂を降りるということです。


ここで引き返せば、山道を回避できるため、私は喜んで引き返しました。

助かった…。

転ばないようにスピードを調整しながら、遠くに消えていく軽トラを眺めながら、軽快に坂道を下りました。


下り終わると、犬がキョロキョロ。
軽トラを探しているのでしょう。
軽トラはあっちの、おじいさんの家の方に行っちゃったからもういないんだよ、犬よ。
「そっかー」と頭を切り替えた様子の犬でしたが、ここでまさかの発言です。

なんて言ったと思います!?

度肝抜かれましたよ、ホント…。




「おかあさん、もどるよ」





戻る?

今戻って来たばかりだが?
戻ってきたのを戻るということはつまり…。
だから、坂を登るということだね??


もちろん、よろんで!

登りますとも、愛する犬が望むなら。
なんだか部活みたいだな…とか思いつつ、せっせと登りました。
今度はさすがの犬もハアハア言っちゃって。
ふたりでゼエゼエ登りました。


これだけ苦労したからか、山道さんぽは非常に楽しかったです。
イガグリを避けながら歩いたり、水たまりにガオーしたり。
ブンブンものすごい蜂の羽音が聞こえたりして「はちみつあるかな?」って顔を見合わせたりね。
とにかく苦労しただけ元は取れたと思います。
また行こうね。

でも往復は勘弁して。



⇒翌日はもちろんアレですよ…


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