ゴミ屋敷というと、一軒家がよくニュースで取り上げられます。
しかし今回は近年増えていると言われるマンション版ゴミ屋敷、汚部屋の掃除に密着していました。
取材されていたのは、3〜4部屋のマンションでした。
1. 捨てるのめんどい系20代独身女性
最初の汚部屋は20代女性の部屋でした。部屋の中は食事のゴミも化粧のゴミもそのままポイって感じ。
タバコの吸い殻は灰皿に山盛りだったので、他のゴミも捨てる場所が決まっていればそこにまとめられると思うんですけどね。
そこからあふれて結局ゴミ屋敷化しちゃうのか。
タバコはちゃんとしないと家、というかマンションが燃えちゃいますもんね。
ははは…笑えない。
大きめのクレートが置いてあったので、犬がいるのかと思ったら、猫でした。
クレートが猫の避難場所ってところでしょうか。
ゴミを踏みながら生活してたら、猫も足腰強くなるかな…なんて変なことを考えたり…。
きれいなら掃除するけど
女性がインタビューで話したのが上の言葉。こういう人って、他人の家行って勝手に掃除始めるタイプですね。
自分の家だとできないんですよね。
人間って不思議です。
業者が入って掃除してたんですが女性は「全部要りません」って感じで、バンバン捨てまくってました。
この人は、物があってもなくても気にならないタイプなんでしょうね。
片付けてる業者さんは楽でしょう。
業者に依頼する7割が女性
番組では、清掃業者に依頼する男女比が3:7で衝撃!というようなことを言っていました。でも私は、ゴミ屋敷にしてしまうのは女性に多い訳じゃないと思うな。
業者に頼んで何とかしようって意思が起こるのが女性に多いってだけで。
男女比は同じか、やっぱり男性の方が多いと思うなあ。
猫のプライバシー
取材中に猫がニャーニャーよく鳴いていました。それもボイスチェンジャーで声が変わってて、妙に愉快でした。
ちょっと低い声になってるんですよ。
ニ゛ャーニ゛ャーって。
2.5トン捨てて20万円弱
結局出たゴミの量と費用は上記の通りでした。ゴミの量には驚きでしたが、費用は思ったより安いなと感じました。
2. もったいない系60代男性
次の取材対象は60代男性と、40代の妻、高校生の息子の3人家族。部屋の中はどこも天井までテトリスのようにギュウギュウに物がひしめいています。
「ひしめく」って「犇めく」って書くんですよね、この間東大王で学びました。
積み上がってる物が全部牛だったら面白いなーなんて思いながら見てました。
この家がさっきの女性の家と違うのは、ぐしゃぐしゃではなく、きれいに積んでるんですよね。
だからこの60代男性の言う「全部大事な物」ってのはたぶん本当なんだと思います。
「でも家族に迷惑がかかるから片付けたい」と。
いいお父さんじゃないですか。
さっきの家よりマシみたいなふうに書きましたが、こっちの方が断然大変です。
だってお父さんが捨てられない人だから。
捨ててくれって業者に依頼して来てもらってるのに「それは必要」「それも取っとく」って全然進みません。
息子も聞かなきゃいいのに「これ要る?」っていちいち聞いちゃうんですよ。
知らないふりして捨てればいいのにね。
でも、業者の人が説得してなるべく捨てるように促していました。
家族が言うとケンカになっちゃうことも、第三者が入るとすんなり受け入れやすいんですよね。
年金手帳はどこ?
この家の掃除で大変だったのが、大事な年金手帳が埋もれてどこにあるかわからないということでした。バンバン捨てられないんです。
いちいち中を確認して捨て……って面倒くさいわーーー!
私が業者なら非常にイライラするでしょう。
同じ物がたくさん出てくる
家電から100均グッズまで色々な物が、5個くらいずつ出てきます。全然使ってなくて、これから使う予定もないのに、収納やテトリス山の中から出るわ出るわ。
会社の廃棄物の棚まで持ち帰って、部屋を狭くしていました。
会社としては廃棄費用が浮いて、助かったでしょうね。
むやみに捨てたくなければ、むやみに物を買ってこなければいいんですよね。
そうすればゴミの代わりにお金が貯まるのに。
そういう教育を子供のうちにしておけばいいんですけど、そうすると経済が回らないと。
アッチを立てればコッチが立たず、ですね。
2トン捨てて14万円
最終的に、年金手帳も発見できて万々歳。さっきの女性のときよりゴミも費用も少ないですが、これ絶対お父さんが捨て渋ったせいですよ。
こっちの方が物多かったもん。
手間もこっちの方が大変だったのに、費用は捨てる物の量と時間で固定なのでしょうね。
しかし安いなあ。
価格競争とかあるのかなあ。
これからこのお父さんにはショッピングで物を増やすことなく、今回家に残った大切な物を大事に使ったり磨いたりして、豊かな生活を送ってほしいものです。
クローズアップ現代+「ごみマンション特集」の記事はコチラ
0 件のコメント:
コメントを投稿