内容は、脱北者女性と韓国人男性が結婚相談所を介してお見合いをするケースが増えている、といったもの。
『ユニコリア』という結婚相談所に登録する脱北女性に密着していました。
韓国には「南男北女」(ナムナムプンニョ)という言葉があります。
男は南の方がかっこよく、女は北の方がキレイだ、という意味です。
北の男性や南の女性の立場がありませんね…。
今日本でも放送されている『吹けよミプン』という、脱北女性が主人公の韓国ドラマでも、「南男北女」という言葉が登場していました。
そんなわけでお互いにニーズはあるのですが、脱北女性と韓国人男性の間には、意識のすれ違いが起こっているようで。
初めに取材された女性は、お見合いの席で相手の男性に
韓国の女性は見栄っ張りで地位や財力に執着するが、北朝鮮の女性は高望みしない
と言われたことに憤慨します。
昔は脱北女性なら、相手の条件はそこまで気にせず、結婚できたらいいという感じだったようです。
彼女の母親もそういう考えで、理解してもらえないことにも憤っていたようでした。
南朝鮮と北韓?
韓国人は北朝鮮を「北韓」(プッカン)北朝鮮人は韓国を「南朝鮮」(ナムジョソン)と呼びます。
朝鮮半島の人々は南北統一を願っていて、お互いの国のことを自国の一部として呼ぶわけです。
これってまあ状況的に当たり前なのかもしれないけど、面白いなと思ってしまいました。
関西の人が広島のお好み焼きを「広島風お好み焼き」と呼び、
広島の人は逆に「関西風お好み焼き」と呼ぶ、みたいなことですよね。
さて番組内容に話を戻しましょう。
2番目に出てきた女性は、韓国に来るまでに金銭面でかなり苦労をしており、結婚相手としては経済面を重視すると語りました。
そして条件に合う相手とデートを重ね、交際を了承する決意をほぼ固めました。
しかし、相手の男性が住宅ローンの返済中だとわかると、交際する気が一気になくなってしまったのです。
韓国の住宅ローン金利は2~3%で、日本と比べるとやや高め。
でも韓国は銀行の金利が1~2%だそうですから、住宅ローンも悪くない選択ですよね。
それではなぜこの脱北女性は急に心変わりしてしまったのでしょうか。
北朝鮮には「ローン」が存在しない
…のだそうです。家を買うのに借金するという概念がそもそもないのだとか。
結婚相談所の社長が「韓国には『借金も財産だ』という言葉がある」と説明しますが、彼女は納得いきません。
「借金も財産だ」
って、すごい言葉ですね。でも、間違ってはいないかも。
社長は「韓国ではお金を持っていても住宅ローンを組むのが一般的だ」と話を続けますが、どうしても納得できないようでした。
お金で苦労してきた過去もあって、借金=悪という固定概念が払拭できないようです。
韓国では脱北女性のバラエティ番組が流行っているそうですが、日本ではなかなかそんな生の声を聞くことはできません。
今回北朝鮮のリアルな現状を垣間見ることができたので、とても貴重なプログラムだなと思いました。
再放送は、11月20日(火)夜8時からです。
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