役目を終えてリタイアした盲導犬に、その盲導犬を指導した歩行指導員が会いに行く。
それに密着するのが、今回の『ソノサキ』。
本題の前にクイズをひとつ。
昔、盲導犬はジャーマンシェパードが主流だった。それが、ラブラドールレトリバーに変わった理由は?
腰を痛めやすいとか?なんて考えたが、正解はもっとどうしようもなかった。
答えまで
3
2
1
↓
シェパードは怖いというイメージがあるから。
…だそうである。なるほど。
犬好きには少々難しい問題であった。
シェパすんごいラブリーなのに。
以前ハワイで会ったシェパードが、とんでもなくラブリーであった。
飼い主はダンディーなオジサマだった。
ハワイの夕暮れに佇んでいるだけで、非常に絵になった。
ところが愛犬のシェパードが、おもちゃの笛をひっきりなしに鳴らしながら身体をすりつけて甘えまくっていた。
凛々しいシェパ&飼い主と、笛の音×甘える姿のギャップが激しすぎて、可愛くておかしくて、旅行の一番の思い出になったくらいだ。
海外では、犬種に対するイメージが異なるため、ダルメシアンやドーベルマンも盲導犬として活躍していると番組で紹介された。
ドーベルマンは耳を立てなければ、怖さは演出されないと思うがどうだろうか。
調べてみると、ボーダーコリーやスタンダードプードル、ロットワイラー、オーストラリアンシェパード、スタッフォードシャーブルテリア等も盲導犬として働いているようである。
犬が怖いというのは、
やはり噛むか噛まないかが一番であろう。口のとんがっている犬種はどうしてもオオカミ感を感じてしまうのだろうか。
私はとんがっているほうが可愛く感じるが。
以前こんなことがあった。
店先に繋がれていたトイプードルがあまりに可愛くて、飼い主が出てくるまでちょっと離れたところで待っていた。
マズル(口元)が長く、とんがり気味。
まさに私の好み、というわけだ。
しばらくして出てきた飼い主に話を聞くと、周りの人たちにはこのとんがりが不評であるという。
確かによく見かけるトイプードルたちはマズルが短く、テディベアのようである。
そのコはテディベア感が全くなかった。
肩を落とす飼い主に、そのコの可愛さを力説して別れたが、なるほど確かに、とんがっていることを好まない人たちが存在するようだ。
盲導犬だって、イヌである。
仕事中にも関わらずペット用品店に入ってしまったり、爪切りが嫌で動物病院への道のりを間違えてしまったりする盲導犬もいると聞いたことがある。どちらも『つい』『身体が勝手に』というやつであろう。
プロフェッショナルでも、失敗はする。
盲導犬にもそんなことがあるのだと知って、盲導犬に親近感を抱いたのを覚えている。
さて本題
引退犬に歩行指導員が6年ぶりに会いに行く。いつもは指示されるまで動かないそのコが、指導員を見てすぐ、自分の意思で胸に顔をうずめに行った。
子供の頃と同じ甘え方だそうで、とても感動的な再会となった。
私もテレビの前で号泣である。
うちの犬は、陽の光を浴びながらポカポカ昼寝していた。
引退犬は、ボランティアの家でのんびりと過ごすことになる。
しかしながら、急に隠居しろと言われても、本犬はまだ仕事がしたいようであった。
お店に一緒に入りたがったり、電車に一緒に乗りたがったり。
階段の前でピタリと止まり、段差があることを教えたりもする。
家の中でも、である。
このコが、新しい家で新しい仕事が見つかり、イキイキと過ごせるよう願っている。
昼寝で忙しい犬のランチ
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