その方向を見やると、見知らぬおじさまがニコニコしています。
誰だろう…思い出せません。
そもそもうちの犬の名前を呼んだのか、確信はありません。
単に美しいシェルティを微笑ましく見つめているだけかもしれません。
犬がにおい嗅ぎに立ち止まっていると、おじさまが近づいてきました。
さっき名前を呼んだのは確かなようです。
でもまだ思い出せません。
「この間の、頭の黒い犬の」
「ああ!Aくんの!」
正直言って顔は全く覚えていませんでしたが「頭の黒い犬」というワードに一瞬でピンときました。
一週間前に一度お会いした、犬と散歩中のご夫婦の旦那さんの方でした。
人間は服装が違うと全然違う人に見えてしまいます。
何度も会うか、相当特殊な顔でない限り、犬が一緒でないとわかりません。
おそらくおじさまも、私ひとりだったら気づかなかったと思います。
逆に、その地域にあまりいない犬種を連れていると、全然違う犬なのに同じ犬と思われて人違いされることもあります。
いつだか馴染みのおばさまに「先日旦那さんにお会いしましたよ」と言われたことがありました。
不思議に思っていると「犬と一緒だったからわかった」と。
夫は犬と散歩に行きません。
(というか私が許しません。
大事な大事な息子を預けるなんてとんでもないです。
夫は人並外れて迂闊なんです;)
どうやらその男性もおばさまのことを妻の知り合いと勘違いしてお喋りしたらしく、不思議と話の辻褄が合ってしまったようなのです。
後々その男性とその奥さま、そして愛犬のシェルティちゃんにお会いできたのですが、
似ても似つかぬ犬でした!
まず大きさからして全然違いました。
それに顔だって体つきだって違うし何もかも全然違うのに…。
同じセーブルなので、他人から見たら同じなんでしょうけど、大きさは…わからないかな……。
その夫婦も「全然似てないよね」と言っていて、全員で首をひねりました。
だけど他人から見たら、犬種が同じなら同じなんですよね。
私もシェルティ以外はあまりよくわかりませんし。
でも大きさがまるで違ったのに……。
よく「人は他人のことなんかそんなに気にしてないから~」なんて言葉を耳にしますが、人は他人の犬のことなんかそんなにちゃんと見ていない、ということもよーくわかった出来事でした。
昼食
- 鶏ガラ
- りんご〈バラ科〉
- キウイフルーツ〈マタタビ科〉
- セロリ〈セリ科〉
- 舞茸
- ビール酵母
- りんご酢
- 塩
- 亜鉛サプリ
- ヨーグルト
- エスターC
- ミヤリサン
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