犬がにおいをかぎながら近づいていったので、実が香っているんだと思いました。
でも犬は落ちている実には目もくれず、葉っぱの茂みに潜り込んでいきました。
そこのヤマモモは地面近くまで葉っぱが茂っているんです。
葉っぱがモッサモサで、ドームのようになっています。
私も一緒に入ってみると、思いもよらない光景が。
猫が木登りをしていました。
犬はヤマモモのにおいではなく、猫のにおいに導かれていたのです。猫もびっくりしたようで、しばし見つめ合いました。(犬と猫がね。私は眼中になし。)
引っかかれたら勝ち目がないので、犬を促して外に出ました。
興奮して吠えたりするかなと思いましたが、静かにその場を離れてくれました。
少し離れた場所からヤマモモの木を見つめる犬。
私も付き合ってぼんやり見つめていると、木の中からガサガサッという音と「ギャーーーー!」というけたたましい叫び声が聞こえました。
しばしおいて、鳥が木の中から飛び出してきました。
また「ギャーーーー!」と声をあげながら。
どうやら猫さんは木の中で鳥を狙っていたようです。
ヤマモモをついばみに来るのを待ち伏せていたんですね。
賢い子。
さっき犬と見つめ合ったとき「今仕事中だから静かにしてね」とかなんとか言われたんでしょうね。
だから静かに待っていたのだわ。
なんだかスゴイモノを見てしまったようでドキドキしましたが、犬がボール遊びがしたいと言い出したので、そうしていました。
そして時計の針が8時を指すと、さっきの猫がピャーーーーっと住宅街に消えていきました。
朝ごはんの時間なのかもしれません。
すると犬がまたヤマモモの木に歩み寄りました。
もう猫はいないので、安心して探検させられます。
犬はにおいをかいで猫がいないのを確認すると、今度は落ちているヤマモモの実をかぎ始めました。
さっきまでは猫のにおいが強くて、ヤマモモまで気が回らなかったのでしょう。
なめたり食べたりするかな?と見ていましたが、よくよくにおいをかいで納得したようでした。
猫が走り去った方を警戒しながら、我々も家路につきました。
そんな犬のブランチ
- 鶏ムネ
- 鶏レバー・ハツ
- バナナ〈バショウ科〉
- なめこ
- みそ
- ヨーグルト
- エスターC
- 強ミヤリサン
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