家事を一通り終えてリビングで休んでいると、犬が見つめてきます。
私が食べようとしてるグレープフルーツが欲しいのかな?と思って汁を搾ってなめさせようとしたら「そうじゃない」と。
要らないというので私が食べ始めると、またじーっと見つめてくるのです。
しかしながら「要る?」と聞いても「要らない」と。
今度は見つめるだけでなく前足でちょいちょいし出しました。
なめたいけどにおいが強くて勇気が出ないとか?
わからないけれど、「とりあえずなめなさい」と言ってなめさせました。
犬は「すっぱーー」と険しい顔。
そう、うちの犬は酸っぱい系の柑橘が苦手なんです。
それでもちょいちょいを続けるので、もう一度なめさせました。
犬は当然、すっぱー顔。
次に犬は作戦を変更しました。
じっと見つめるのをやめて、逆にお尻を向けたんです。
私にお尻を向けてじっと立っています。
一体何がしたいんだろう、そう思って犬の視線の先を見て、やっとのやっと、全て理解しました。
米炊いてるの忘れてた
(うちはガスコンロで炊いています)
犬は健気にも「お母さんお米炊けたよ」と幾度も教えてくれたのに、あほな母は「グレフルほしいの?ほれなめな」とか訳のわからぬ言動を繰り返していたのです。
それでも犬が諦めなかったから、真意が伝わったしご飯も焦げなかったのです。
諦めないで伝え続けることの大切さ、時には伝え方を変える必要があることを教えられました。
そして私も、犬が伝えたいことをわかってあげられる存在になりたいし、逆に犬がなかなかわかってくれないことがあっても懲りずに伝え続けようと思いました。
しかしながらこの母が至らないばっかりに、酸っぱい汁を2回もなめさせられた犬に申し訳なくてたまりません。
犬ごめーん。ごめーん。
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