出会い
犬と散歩中、自転車に乗ったおじいちゃんが私たちのところで止まり、「このコ親?」と問いました。私は何を聞かれているのかわからず、何度も「え?」と聞き返してしまいました。
言い訳
すぐに意味がわからなかったのには理由があります。私はこのときちょうど、違う言語のことを考えていました。
(バイリンガルとかじゃないですよ。)
それでとっさに「オヤ」を「親」に変換できなかったのです。
「親」に変換できた後も、「親とは?」と考えてしまい、また聞き返すことになりました。
皆さんお察しの通り
このおじいちゃんは「うちの犬が成犬かどうか」を聞きたかったわけですが、途中でそのことに思い至っても、確信が持てませんでした。だって何度聞き返しても全く同じ言葉を返してくるんです。
何か別の意味があるのではないかと深読みしてしまいました。
そのため、なかなか会話が進みませんでした。
5回の同じラリーの後
恐る恐る「親じゃないけど、大人ですよ」と答えてみたら、普通に会話が展開されました。どうやら「お宅のコリーもう大きくならないの?」ということが気になったようです。
※うちの犬は7㎏のシェルティです。
「コリーじゃなくてシェルティですよ」なんて野暮なことは言わず、小さいコリーの素晴らしさについて語らいました。
結局「小さくていいね!ははは」と朗らかに去っていかれました。
あいつ話が通じねえぜ、とか思われなくてよかったぁ。
いやあ、言語って本当に面白いですね。
私は学生時代から外国語が好きでした。
高校の頃は、友人のために定期試験対策の参考書風ノートを作るという、お節介なことまでしていました。
自分のノートとは完全に別で、それを作るために先生に質問しまくっていました。
参考書が間違っていたり、出題範囲を網羅し切れてなかったら信用問題に発展しかねませんからね。
今でも語学が好きで、勉強する以外にも、娯楽として語学に関わるブログを読んで楽しんでいます。
大体が海外へ移住した人のブログに行き着くんですが、「おもしろ英語表現」みたいなのを楽しんでいると、自然とその人の普段の生活についての記事も目にすることになります。
気にいると最初から最新まで一気読みします。
長年続くブログだと、2周目に入ったりもします。
面白い物はもう一度読んでも面白いんです。
いい感じに内容を忘れてたりして。
人気のブログは書籍化されることが多いですから、出版されたら必ず購入してます。
やっぱり紙の方が読みやすいですからね。
通信のタイムロスがないし、目も疲れにくいです。
あとは、それまで存分に楽しませてもらったお礼として購入させてもらってます。
今日は海外生活ブログの超絶面白いブログ本を紹介します。
(有名過ぎて知ってる方が多いとは思いますが…。)
イギリス毒舌日記
ずっとファンだったので、書籍化されてすぐ買いました。
筆者であるwiltomoさんの語り口がなんとも小気味良く、ずっと読んでいられます。
関西弁でイギリス人の「ありえへん」エピソードにズバンズバン突っ込んでいきます。
イギリスのリアルを知ることができると共に、人間ってこんなに適当でも生きていけるんだ、と謎の勇気をもらえます。
毒の滴(したたり)
カナダに移住したmさんの、すんごく狭い個人的な感情を感じられます。いい意味で。
4コマ漫画の絵が独特で、不思議なテンポで進んでいき、内容は日常の何気ないことも多いのですが、ちょくちょくまさしく毒が滴っていて、はまると厄介です。
カナダは移民大国なので、世界中の人のことが描いてあります。(もれなく毒入りで)
羊の国のラブラドールE日記 ヤング‼︎
これはもう犬飼いさんで知らない方はいないんじゃないかってくらい人気のブログですが、先日新しい本が出ました。
電子版だとおまけページがあるというので、電子版で買ってみました。
著者のマーティンゆうさんの愛情がびしばし伝わってきて、心が洗われます。
犬と暮らすには、ニュージーランドって理想的だな〜と、移住の夢を抱かせてくれる素敵な内容です。
イギリス毒舌日記で大笑いしてお腹を空かせたら、カナダの毒氷を食らって中毒に陥り、その後羊の国で浄化されるという流れがオススメです。
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