2018年1月23日火曜日

歯磨きさせてくれない犬を歯磨き好きにする唯一の方法

今回は、歯磨きを嫌がる・させてくれない犬と暮らしている方たちへ向けて書いた記事です。


歯磨き嫌いな犬を歯磨きさせてくれるようにする方法とは

毎日歯磨きしてあげること。

これに尽きます。


「何言ってんの?」
「ふざけんな!」
「だまされた!」
と思った方も、お願いですからもう少し先まで読んでいってください。


ふざけてませんし、だましてません。
これは、精神論ではありません。
しつけしろとか、慣れさせろということでもありません。

犬が歯磨きできるかできないかは、痛いか痛くないかで決まります。


犬がされたくないこと

頭や足先、しっぽ等を触られたくない犬は多いですよね。
これは、急所を突かれたくないという犬の本能によるものです。
では口の中はどうでしょうか。

人が犬の口に手を入れたら?
有利なのはどっちですか?
その手を思いっきり噛めば犬が必ず勝てますよね。
そうしないのは犬の優しさからですが、ではなぜ口の中を触られたくないのでしょうか。


「犬は歯磨きが嫌い」という間違った認識

犬は元々歯磨きが大嫌いな生き物、そう思い込んでいませんか?
なぜ嫌がるのかを考えたことがありますか?
歯磨きが嫌いだから?
口を触られたくないから?

痛いからではないですか?

だとしたら、なぜ痛いのでしょうか?
それは歯を磨いてこなかったからです。


実験台は私

長期間歯を磨かないとどうなるか知っていますか?
私は10日間歯磨きしないで過ごしてみたことがあります。
後日かかりつけの歯科医師には「なんでそんなバカなことしたの?」と呆れられましたが、私はこう答えました。
私「どうなるのか知りたかったから」
医「こっちは商売繁盛で助かるけどね」
私「というわけで歯石取って」
などと会話しつつ、歯磨きについて熱く語り合ってきました。

念のため言っておきますが、このかかりつけ医は決して利己主義歯科医ではありません。
私に例の歯ブラシを勧めてくれたときも「うちで買うと高いからAmazonで買いな」と言ってくれました。


さてさてだいぶ話が逸れましたが、10日間歯磨きしなかった私の口の中はどうなったのか。
どうもこうも、歯肉炎になりましたよ。
歯肉炎とは、歯周病の初期段階に当たります。
腫れは素人目にはわからず、特に痛みもありませんでしたが、歯磨きすると血が出ました。
そうなると当然痛いです。
しかもそれから半日くらいずっと染みるように痛むのです。

普段なんともないのに、歯磨きすると痛いのです。
実験大成功です。
愛すべき世界中の犬たちの痛みがわかりました。


犬は当然、痛くされるのは嫌ですよね。

歯磨きをさせてくれない理由が、歯磨きが嫌いだからではなく、単に痛いからだとしたら?
嫌がるからやめてしまうというのが、本当にそのコのためになる選択なのでしょうか?
もし痛くなくなったとしたら、口の中に何か入れられることくらい、大好きな飼い主のすることなら許してくれるはずです。


私のその後

さてさて、10日間歯磨きせずに見事歯肉炎になってしまった私の歯はその後どうなったのでしょうか。
安心してください。
毎日欠かさず歯磨きをして、血が出なくなりました。
もちろん、歯磨き中の痛みも、半日続くジンジンもなくなりました。

犬の歯だって同じことです。
コツコツ磨いてあげることで、そのうち痛みは消えます。


歯磨きの痛みは歯磨きでのみ、なくすことができる

毒をもって毒を制す、という感じでしょうか。
毎日頑張れば、痛いだけだった歯磨きという毒が、いつの間にか痛みを取る薬に変わっているわけです。
その薬で歯茎が健康な状態に戻れば、毎日痛みなく快適に歯磨きを続けていくことができるのです。

ですから皆さん、将来楽しく犬の歯磨きをするために、まずは歯磨きをしましょう!



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