2018年5月19日土曜日

夫が噛まれました。 えらかったね、がんばったね、犬!

人生で初めて見ました

今朝犬が先に起きて寝室を出ていき、しばらくしたら困った顔で戻ってきました。
「今日は雨降りだから散歩は行けないよ。もう少し寝たら?」と伝えましたが、「そうじゃないんだけど…」という目でじっと見つめてきます。
どうしたのかと私も起きてみると、トイレのドアが開いています。
夫が閉め忘れたのだろうと近づくと、ジャーーと水が流れました。
「あれ?誰かいる?」
犬と顔を見合わせると、相変わらず困った顔をしています。
ちなみにうちの犬の困った顔は、たれ目で少し舌が出ます。
可愛いです。


さてさて、トイレを覗いてみたらですね、夫が便器を枕にして寝ていました。
ふたは開いていて、便座の縁におでこを乗せて、正座で器用に寝ていまいした。
きっと犬はコレを見てしまったのでしょう。
確かにコレは、困っちゃうね。


さて、どうしようか

水が流れたのは、夫が少し頭を動かしたことによってセンサーが働いて、自動で流れたのだと思います。
さて、普通に起こしてあげてもいいんですが、まあまあのフィット感でお眠りになられているので、とりあえず放っておくことに。
トイレのドアを閉めてキッチンへ行き、犬の飲み物を用意して飲ませました。
すると犬も落ち着いて、リビングでまったりし始めました。
困り顔のベロも引っ込んだので少し安堵していると、またジャーーと水が流れました。
やっと起きたのかな?と思いましたが、一向に出てくる様子はありません。
また寝相でセンサーが働いたのだわ…。
しかしながら、そんなに至近距離でジャーーとかいっても、起きないもんなんですね。
酔っぱらいって恐ろしい。

さてそれからですが、何度も何度も水が流れます。
うーん、さすがにもったいないかな、と思い始めたくらいで、水が流れる音がぴたっとしなくなりました。
不思議に思って見に行くと、衝撃の光景が。


夫、食われる

最近のトイレは賢いので、人がいなくなると自動でふたを閉じます。
おそらく彼が深く寝入って動かなくなり、人がいないと認識されたのでしょう。
夫の頭が便座とふたに挟まれています。

夫が洋式便器に食べられているようでした。
なんともシュールな光景です。
しかも、私が声を上げて笑っても、ピクリとも動きません。
その静けさがまた笑えました。

これは、あれだ。写真を撮らなければ。
スマホを取りに行き、パシャッとしても微動だにしません。
笑って写真を撮るなんて、ひどい妻ですか?
でも証拠写真は大事なんですよ。
夫は絶対に覚えていませんし、こんなことしてたよと言っても絶対に認めないんです。
状況証拠が揃っていても「それでも俺はやってない」の一点張りです。
確実な証拠が必要なのです。

でもさすがに可哀想になってきたので声をかけて起こしました。
すると夫は自室の椅子に座ってまた眠ろうとしたので、ベッドに行くよう促しました。
寝ぼけてはいましたが、なんとかベッドに辿り着いてくれました。
やっと一件落着です。

ここで振り返ると、一部始終を見守っていたはずの犬の姿がありません。
リビングへ行ってみると、犬が自分のトイレでがんばっていました。
大きい方です。
もしかして、トイレに流せないから、我慢しててくれたのかな。
後片付けのことまで考えて、トイレしてくれてたなんて……。
犬ってほんとに賢いです。
我慢させてごめんね、ありがとね。

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